陸上1●インターハイ陸上競技・男子200メートルの激戦を目撃 2005年8月6日 炎天下の千葉インターハイ・陸上競技を観てきた。 お目当ては世界陸上にも出場するスーパー高校生・金丸祐三(大阪高)が出る200メートル。 金丸は今年6月の日本選手権400メートルで社会人(五輪出場者含む)や大学の強豪をなぎ倒して優勝した。今大会も400メートルで圧勝。その走りっぷりを見たかったのだ。 ライバルは今大会100メートル優勝者の石塚祐輔(土浦第三・茨城)。前評判は圧倒的に金丸だが、石塚だって100の勝者としてのプライドはあるはずだ。 400のエキスパート・金丸と100の石塚が、その中間距離の200で闘う。スタミナ勝負なら金丸、スピードなら石塚。その意味でも興味がそそられるレースだった。 4コースが石塚、5コースが金丸 レースは予想通りの展開になった。前半リードしたのはスピードがある石塚。必死に逃げ切りを図る。それをスタミナがある金丸が猛追。ゴールラインでは体が完全に重なった。 あまりの僅差に、判定がなかなか出ない。たぶん1分以上かかっただろう。 勝者としてコールされたのは石塚だった。タイムは20秒79。 金丸は20秒80。100分の1秒差で石塚が200のチャンピオンになった。 いいレースだった。 いいものを見せてもらった。 プライドとプライドとのすさまじいまでのぶつかりあい。 いつも思うけど、なんでこういうレースをテレビは放映しないのだろう。 ジャンル別一覧
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